アトピーを完治させるための簡単な6つの腸内環境改善法!
アトピーの方に大いに関係のある腸。
腸内環境を改善すればアトピーだけではなく、冷え性・疲れやすい・肩こりなどの病気とは言えない不快な症状がほとんど改善されるほど腸は大切なところです。
私たちの身体には病気を治す力があります。
神経系・分泌系・免疫系の3つがバランス良く働き健康を維持しています。その一端を担うのが免疫細胞であり60%~70%を占める腸が健康のかなめなのです。
今回は腸内環境の改善方法を書いてみました。
1. 腸は何をするところ?
腸は「第二の脳」と呼ばれ、腸内に入ってきた物質の良し悪しを判断します。
そして、食物の消化・吸収や栄養と酵素の分解・合成・毒素の排泄などをし、また腸内には約100~1000兆個の細菌が住んでおり善玉菌・悪玉菌・日和見菌のバランスで腸の健康が左右されます。
2. 腸内細菌の役割
腸内細菌には様々な働きがあり、理想的なバランスにする事によって健康が保たれています。
2-1.善玉菌
「役割」
食物の消化・吸収の促進、ビタミンの合成、乳酸や酪酸など有機酸の生成、腸管運動の促進そして腸内が酸性だと育成されやすい。悪玉菌の増殖を抑える。
「ビフィズス菌」
善玉菌の中で代表的なのがビフィズス菌で、整腸作用やアレルギー症状の緩和、全身の健康に良い影響を与えているが、
酸に弱く生きたまま腸に届かないのでオリゴ糖などを摂りビフィズス菌を増やす必要があります。
しかも乳幼児の腸内をビフィズス菌が90%以上占め、人にとって重要な善玉菌という事がわかります。
あと善玉菌の話があるとき乳酸菌の名前もあがりますがビフィズス菌と乳酸菌は全くの別物です。
2-2.悪玉菌
「役割」
腸内を腐敗させ、発がん物質・毒素など有害物質を作り出す。
また、免疫力を低下させ便秘・下痢などを引き起こす。
「ウェルシュ菌」
悪玉菌の代表的なのがウェルシュ菌で、体内に常在菌として住んでおり普段は体に悪影響を及ぼしませんが、体内で過度に増殖すると悪影響を及ぼす菌です。
食中毒の原因菌としても知られています。
このウェルシュ菌がインドールやアンモニアなどの有害物質を作り、便秘や下痢、皮膚炎を引き起こさせています。
2-3.日和見菌
「役割」
善玉菌と悪玉菌の優勢な方に味方する。
たとえば、善玉菌が優勢だとビタミンの合成や感染を防いだりすし、反対に悪玉菌が優勢だと腸内の腐敗や発がん物質の生成を行う。
「バクテロイデス菌」
善玉菌の味方をしているときは短鎖脂肪酸(最近では健康に良いと注目を集めている)を作ります。
悪玉菌の味方をしているときは血液内で毒素を出します。
3. 腸内細菌のバランス
腸内細菌には理想的なバランスがあり、善玉菌2・悪玉菌1・日和見菌7だと言われています。
この悪玉菌については腸内を腐敗させたり、毒素など有害物質を作るから要らないんじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、消化や吸収を助けるなどの人体に良い働きもあるので必要な存在です。
4. 腸が不健康だとどうなるでしょうか?
冷え性、毒素を排出できない、免疫力の低下、便秘や下痢、口臭、肌荒れ、ストレスを感じ、イライラするなど数え上げたらキリがないでしょう。
これらの不快な症状を出さないためには腸を健康に保つのが一番です。
5. 腸内環境の改善方法
5-1.適度な運動
身体を動かすなら何でもいいのですがジョギングや激しい運動は活性酸素が大量に発生しアトピーの悪化につながる可能性があります。
なので軽いリズム運動がオススメです。リズム運動はセロトニンが出て精神安定にも良いです。
5-2・規則正しい生活・食事
これは基本ですね。食事は和食(発酵食品中心)にし腹八分目、睡眠は午後22時~午前2時の間はできるだけ寝ている状態にしてください。
この間はゴールデンタイムと言われ美肌になりアトピーの掻き傷の治りが早くなります。
5-3.ストレスを溜めない
ストレスが溜まると身体に多大な影響を与えます。
現代社会は昔よりストレスになる環境が増えています。自分なりのストレス解消方法を見つけましょう。
5-4.乳酸菌や食物繊維をとる
食事を和食にすると味噌汁や漬物など発酵食品が多くなるので自然に乳酸菌を摂ることができます。
そこで注意したいのが漬物。スーパーで買うとほとんどが漬物風で漬物の味がしているだけで乳酸菌がほとんど入っていません。
漬物は自分で作るのが良いと思います、簡単しかも乳酸菌たっぷりです。
5-5. オリゴ糖をとる
オリゴ糖は胃酸の影響を受けず腸まで届くので効率的に善玉菌を増やすことができます。
玉ねぎなどの食品にもオリゴ糖がたくさん含まれていますが、ラフィノース(てんさい糖、ビートオリゴ糖、砂糖大根とも言う)というオリゴ糖にすると更に良いと思いますが少し価格が高めかもしれません。
5-6. 乳酸菌生産物質
メーカーによって違いますが、16種類の乳酸菌を培養し乳酸菌が分泌した物質を摂取すると言うものです。乳酸菌ではないので胃酸の影響は受けません。
この乳酸菌生産物質はビフィズス菌や乳酸菌を摂取して腸内の乳酸菌を増やすという考え方ではなく、元々自分の腸内に住んでいる常在菌を育てるという考え方で作られた食品です。
まとめ
健康になるためには、神経系・分泌系・免疫系と3つのバランスをとらないといけませんが、
免疫細胞の約70%を腸が占めているので腸内環境を改善するだけで健康へと大きく前進します。
しかし、腸内環境はすぐに改善されるわけではないので毎日コツコツと続けましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。