コラーゲン効果は本当だった!!!アトピー肌がうるおい肌へ
テレビなどで放送され、注目となった美肌成分「コラーゲン」。
美肌を保つため。肌のハリや弾力がなくなってきた・・・。そういう理由でコラーゲンを摂っている人が多いんじゃないでしょうか?
そこで、こんな話を聞いたことはありませんか?
「コラーゲンはアミノ酸に分解され、そのアミノ酸はそのまま肌にいってコラーゲンになるわけではない」
と長年考えられていましたが、今では認識が変わり、
「コラーゲンでお肌がぷるぷる」
「コラーゲンでお肌の弾力が・・・」
「コラーゲンでお肌のうるおいが・・・」
と感じていたことがさまざまな研究の結果、効果があることがわかりました。
ということはアトピー肌の原因でもある乾燥肌をコラーゲンでうるおい肌にできる可能性が出てきたことになります。
今回はコラーゲンについて書いてみました。
- 1. コラーゲンってなに?
- 2. コラーゲンとコラーゲンペプチドの違い
- 3. コラーゲンの効果・効能
- 4. コラーゲン効果のメカニズム
- 5. コラーゲンを多く含む食べ物
- 6. コラーゲンが含まれる食べ物を摂っても効果は薄い
- 7. コラーゲンサプリを摂るのがベスト!
- 8. コラーゲンと一緒に摂りたい栄養素
- まとめ
1. コラーゲンってなに?
コラーゲンはほとんどの方が知っている美肌成分だと思いますが、さらっとおさらいです。
体を構成しているタンパク質の一種で30%がコラーゲンで占めており、皮膚・骨・軟骨・髪・爪と全身に広く分布しています。
このコラーゲンは全部で29種類あり、皮膚にはⅠ型コラーゲンが多く存在し、皮膚の真皮にはおよそ90%がⅠ型コラーゲンで作られています。
2. コラーゲンとコラーゲンペプチドの違い
コラーゲンの構造は細長い分子が3本合わさって三重のらせんのような形になっています。
コラーゲンに熱を加えると3本の分子がバラバラになり、このバラバラになった状態がゼラチンと呼び、さらに酵素でバラバラにしたものをコラーゲンペプチドと呼びます。
このコラーゲンペプチドはアミノ酸が数個つながった状態で腸からの吸収が良くコラーゲンサプリと言えば、ほとんどがこのコラーゲンペプチドが使われています。
3. コラーゲンの効果・効能
3-1. 肌の弾力や保湿効果
真皮にある線維芽細胞の働きを助けることでコラーゲン量が増え、肌の弾力やうるおいがUPします。
また某大学院で行われた研究によると水分量が増加して、シワが減少したようです。
3-2. 関節痛の緩和
関節と言えばコンドロイチンやグルコサミンが有名ですが、実はコンドロイチンなどが占める割合は3%~5%で、非Ⅱ型コラーゲンが占める割合は10%~20%です。
このことからもコラーゲンを摂ることで関節痛を緩和できると言えます。
3-3. 骨を丈夫にする
骨はカルシウムで作られているというのは皆さんご存知かと思いますが、骨はカルシウムだけではなくリンなどのミネラルとコラーゲンで出来ています。
また骨は構成成分の約20%をコラーゲンが占め、コラーゲンの周りにミネラルが付着することで骨が丈夫になっています。
3-4. 動脈硬化を防ぐ
血管はコラーゲンで出来ています。このコラーゲンが劣化し強度や弾力がなくなると血流が悪くなったり、血栓ができたりで動脈硬化の要因になります。
4. コラーゲン効果のメカニズム
肌の構造は上から「表皮」「真皮」「皮下組織」からなっていて、表皮と真皮の状態が良ければキレイな肌になります。
表皮は肌のキメの美しさ、真皮は肌の潤いや弾力に関わっていて、コラーゲンはこの真皮に影響を与え、うるおい肌へと導いてくれます。
若い人はコラーゲンなどを生み出している線維芽細胞の働きが良く、年齢を重ねると線維芽細胞の働きが悪くなり、真皮でのコラーゲンの生産が減ってうるおいがなくなってきます。
この減ってしまったコラーゲンをみなさんは一生懸命に補ってきたんですよね。
それなのにテレビなどに出ている専門家たちに、
「コラーゲンを摂ってもアミノ酸に分解されるから無駄だ」
などと言われくやしい思いをしてきたと思います。
しかし今では、さまざまな研究でコラーゲン効果があることが証明されてきています。
以前までは「コラーゲンはアミノ酸に分解されて、腸から吸収されたアミノ酸は全身で使われる」だったのが、
今では「コラーゲンは全部がアミノ酸に分解されるのではなく、分解しきれなかったコラーゲンペプチドという物質があり、このコラーゲンペプチドはそのまま吸収されて、真皮にある線維芽細胞の働きを助ける」となっています。
このような理由からコラーゲンはうるおい肌になることを助けます。
ただ、コラーゲンたっぷりのすっぽん鍋をたべて翌朝に肌がぷるぷるになるのは大げさです。
5. コラーゲンを多く含む食べ物
フカヒレなどの高級食材は省き、比較的手に入りやすい食品を100gあたりのコラーゲン量で書いています。
・鶏軟骨4000mg
・鶏がらスープ2690mg
・さけ2410mg
・鶏砂肝2320mg
・さんま2230mg
・鶏手羽元1990mg
・豚レバー1800mg
・鶏モモ肉1560mg
・鶏手羽先1550mg
コラーゲンは動物性と海洋性があります。
6. コラーゲンが含まれる食べ物を摂っても効果は薄い
コラーゲンは動物性と海洋性があり、海洋性コラーゲンの方が消化吸収が良いと言われていますが、
そもそもコラーゲンは消化吸収しにくい成分で、コラーゲンをそのまま摂っても十二分にコラーゲン効果を発揮できません。
そこでコラーゲンサプリがおすすめです。
7. コラーゲンサプリを摂るのがベスト!
コラーゲンサプリは消化吸収しにくいコラーゲンに熱を加えてバラバラにし、さらに酵素を使って低分子のコラーゲンペプチドの吸収されやすい状態で販売されています。
コラーゲンサプリの材料には牛、豚、魚(魚の皮やうろこ)が使われていて、牛のBSE(狂牛病)や豚コラーゲンは臭いなどが問題になっていましたが、今では検査や技術が進み大丈夫な所が増えています。
8. コラーゲンと一緒に摂りたい栄養素
8-1. ビタミンC
コラーゲンとビタミンCは切っても切れない関係で、コラーゲンを増やすにはビタミンCが必要です。
またビタミンCはコラーゲンを増やすだけではなく、お肌の大敵の活性酸素を除去する作用があります。
8-2. 亜鉛
亜鉛にはタンパク質の代謝や乾燥肌の改善などアトピーにとって嬉しい効果がたくさんあります。
8-3. ビオチン
ビオチンにはかゆみや炎症の緩和などアトピーにとって嬉しい効果があります。
まとめ
昔は摂っても意味がないと言われてきたコラーゲン。
しかし今ではさまざまな研究でコラーゲンの効果が分かってきました。
皆さんもコラーゲンを摂って、
- ぷるぷる肌
- もちもち肌
を手に入れましょう。
そして、肌の乾燥が原因のアトピー肌もうるおい肌にできるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。