あとぴこ部

私が重度のアトピーを治し幸せな人生を歩めるようになった方法を書いたブログ

ビオチンでアトピーが悪化するのか?解決策付き!

最近では、

 

「髪や肌でお悩みならビオチン」

アトピーならビオチン」

 

と言われてきていますね。

 

病院でもアトピーに治療薬としてビオチンを処方するところが増えてきました。

 

それにこれからビオチンを摂ってみたい方もいるでしょう。

しかしビオチンを摂ってアトピーが悪化する人がいます。

 

私もその1人でした。

 

今回はビオチンの事やビオチンを摂ってアトピーが悪化した時の解決策を書いてみたいと思います。

肌

 

1.  アトピーで注目の成分ビオチンとは

ビオチンとは水溶性のビタミンB群の一種で別名ビタミンB7やビタミンHと呼ばれ、

 

ビオチンは補酵素として、糖・脂質・アミノ酸代謝に関りカルボキシラーゼという酵素の補助をしています。

 

そして爪や髪、皮膚や粘膜の健康、タンパク質の合成、免疫機能に関与し、アトピーのかゆみや炎症に関係しているヒスタミンの前駆体であるヒスチジンを体外への排泄を促進するのでアトピーにとってとても役立つ成分です。

 

2.  ビオチンの効果

主にアトピーにうれしい効果を書いています。

2-1.  コラーゲンの生成

皮膚の主成分はタンパク質であり、ビオチンがタンパク質を体内で分解や合成をし、健康な皮膚を作っています。

 

ビオチンが不足すると皮膚を円滑に作れず、肌荒れやアトピーが起こりやすくなります。

 

2-2.  皮膚炎の改善

かゆみや炎症に関わるヒスタミンの前駆体であるヒスチジンを体外へ排出する作用があります。

 

それともう1つ作用があり、ビオチンはリノール酸からガンマリノレン酸を作り、このガンマリノレン酸が炎症を抑える物質に変換され、その物質が炎症抑制に働きます。

 

2-3.  皮膚を強くキレイにする

皮膚の基底細胞の下の毛細血管の血流が上がるため、皮膚を作るのに必要な栄養素や老廃物の運搬がスムーズになりスキンケアに良い影響を与えます。

 

2-4.  皮膚を正常化

アトピー肌は分厚くなっていたり薄く剝がれやすくなっていたりします。

 

そういう皮膚のターンオーバーを正常にし、EPAヒアルロン酸を十分に作れる状態にします。

 

3.  ビオチンの不足

通常の食事をいていればビオチンが含まれる食品が多かったり、腸内細菌が産生しているので基本的には不足の心配はありません。

 

しかし卵を多く食べる方は気を付けなければなりません。

 

卵白にはアビジンというタンパク質が入っておりビオチンと結合して腸管からの吸収を妨げてしまいます。

 

それとアトピーの方は腸が弱く腸内環境が乱れているので、ビオチン不足の可能性は十分にあります。

 

もしビオチン不足が疑われる方は、ビオチンが多く含まれる食品やサプリメントを摂ってみてはいかがですか?

 

4.  ビオチンを多く含む食品

食材100gあたりのビオチン含有量が多く食卓で並びそうなものを選んでいます。

 

・まいたけ242.6㎍
・鶏肉232.4㎍
・豚肉99.5㎍
・牛肉89.6㎍
・コーヒー88.4㎍
・白きくらげ86.9㎍
・たまご65㎍
・緑茶51.6㎍
・焼きのり46.9㎍
・米38.2㎍

 

などがありますが、たまごはビオチンの吸収を妨げるのであまり多く食べないようにしましょう。

 

5.  ビオチンの摂取量

厚生労働省が推奨しているビオチンの摂取量は18歳以上の男女ともに1日50㎍です。

 

また、アトピーでは1回1錠1日3~4回1000~20000㎍(1㎎~20㎎)が理想で天然型のビオチンじゃないと意味がないと言われています。

 

6.  ビオチンでアトピーは悪化するのか?

ビオチンでアトピーが悪化することは基本的にないようですが、悪化する原因として考えられるのは次の2点です。

 

1.  リノール酸からアラキドン酸に変換される量が多い。
2.  皮膚の毛細血管の血流量が上がり老廃物の運搬量が増えるため

 

上記2つを解決出来たらビオチンでアトピーが悪化することはなくなるんじゃないかなと思います。

 

7.  ビオチンでアトピーが悪化したときの解決策

7-1.  EPAサプリメントを摂る

ビオチンはリノール酸からガンマリノレン酸を作ると書きましたが、この時にアラキドン酸にも変換されます。

 

このアラキドン酸は炎症物質の材料になり、アラキドン酸が増えると炎症物質も増え、アトピーの悪化の原因になります。

 

しかしこの時にEPAサプリを摂ると、リノール酸からアラキドン酸に変換されるのを抑えるので、アトピーは悪化しにくくなります。

 

7-2.  ビタミンCを摂る

ビタミンCには炎症を抑える効果があります。

 

そしてビタミンCは副腎皮質で炎症を抑えるステロイドホルモンを作るときに使われるので、アトピーの悪化を抑えるのに役立ちます。

 

普通のビタミンCでは効果を感じにくいかもしれません。

 

リポソームビタミンCがおすすめです。

7-3.  腸内環境を良くする

腸内環境が良くなると皮膚から老廃物を排泄せず、ちゃんと便として排泄できるようになります。

 

腸内環境はすぐに良くなるわけではないので即効性はないかもしれませんが、同時進行で腸内環境を良くしながらビオチンを摂りましょう。

 

もしビオチンでアトピーが治ったとしても腸内環境が乱れていたらアトピーが再発する可能性は高くなってしまいます。

 

7-4.  アスタキサンチンを摂る

カロテノイドの一種でかゆみの原因であるヒスタミンを無毒化し、かゆみを軽減してくれます。

 

7-5.  ビオチンを摂るのをやめる

思い切ってビオチンをやめてみましょう。

 

上記とかぶってしまいますが、

 

もともとビオチンは腸内細菌が生産していますので、腸内環境を整えるとビオチンの生産量が増え、免疫バランスも良くなりアトピーが軽減されます。

 

ktlife.hatenablog.com

ktlife.hatenablog.com

ktlife.hatenablog.com

まとめ

ビオチンはアトピーにとって良い効果がたくさんあるし、病院でも処方されているから悪化しても取り続けた方がいいか迷いますよね。

 

そのときはアトピーの症状や自分の気持ち(症状が重い方はさらに悪化って辛いですよね)を見つめ直し決めていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。