アトピーで脱ステロイドのリバウンドを起こさない3つの方法!
私は、ステロイドを使いリバウンドを起こした1人です。
普通に疑いもせず、ステロイドを使いリバウンドを起こし辛い思いをし、
自分が無知だったことを反省しました。
あなたはなぜ、ステロイドを塗るのをやめると症状が一気に悪化、いわゆるリバウンドが起きるのかご存知ですか?
あなたに辛い思いをしてほしくないために記事を書いてみました。
1. そもそもステロイドとは?
ステロイドとは元々身体が作っている副腎皮質ホルモンの一種、糖質コルチコイドを人工的に合成した塗り薬です。
ステロイド外用薬の効果
1.抗炎症作用~炎症物質の産生を抑える
2.細胞増殖抑制作用~炎症反応が起こる細胞の増殖を抑える
3.免疫抑制作用~免疫細胞の働きや増殖を抑える
4.血管収縮作用~血管をギュッと収縮させ血流を抑える
などで症状に応じて弱い・中程度・強い・とても強い・最も強いと5段階に分け強さを変えていきます。
しかし、長期的に使っていけばいくほど効き目が弱くなり、どんどん強いステロイドに変えていかなければならない人が多いですね。
2. なぜ長期的に使うとリバウンドが起きるのか?
説明の前にステロイド外用薬の副作用を見てください。
1.皮膚委縮
2.毛細血管の拡張
3.多毛
4.酒さ様皮膚炎
5.ステロイドざ瘡(=にきび)
6.感染症
7.皮膚線条
8.リバウンド
9.ステロイド紫斑(=内出血)
結構多いですね。
そこで説明に移りますが、
そもそもなぜ、多くの人がステロイドを長期間使ってしまい強いステロイドに変えていかなければならないのか?
それは、ステロイドを長期間使うと成分を吸収する受容体がなくなり、しかもステロイドの吸収を弱める働きもあるからです。
だから、成分を吸収できる量が減り、炎症や痒みが抑えられず、さらに強いステロイドに変えなければならないようになるんです。
それともう1つ、なぜリバウンドが起きるのか?ですが、
それは、元々体で作っているホルモンを外部から与えると、体自身がホルモンは足りていると判断し、副腎皮質ホルモンの作る量を徐々に減らしていき、
しかも上記の副作用にもあるようにステロイドを塗っているとヒアルロン酸が破壊され角質層と角質層をつなぐ力が弱くなり皮膚が薄くなってくるのです。
いわゆる皮膚の萎縮です。
そのため皮膚からアレルゲンが侵入しやすく、炎症が起きても炎症を鎮めるホルモンが少なく炎症を抑えられないのです。
だからステロイドを塗るのをやめるとリバウンドが起きるというわけです。
3. リバウンドを起こさずステロイドをやめる方法!
徐々にではありますが、体を回復させる3つの栄養素を摂ることによってリバウンドを起こさずステロイドをやめることができます。
3-1 EPA
EPAは青魚に含まれる成分でステロイドによって薄くなってしまった皮膚を丈夫にする働きがあります。
元々、 アトピーの方は生まれつき乾燥肌になりやすくセラミドが少ない傾向にあるため、EPAをとり角質層と角質層の間にあるセラミドの分泌を増やし、皮膚のバリア機能を高め丈夫にしようとする考えです。
しかも、EPAには炎症を抑える働きもあるので、EPAをとれば高まった皮膚のバリア機能でアレルゲンは入りづらく、入ってきても炎症は起きづらくなっていると思います。
3-2 パントテン酸
ステロイドで疲弊してしまった副腎皮質を強化し、自分で副腎皮質ホルモンを分泌させる働きがあるのがパントテン酸です。
毎日パントテン酸を摂取すれば3ヶ月~半年程で副腎皮質が回復するようです。
3-3 ビタミンC
ビタミンCは副腎皮質ホルモンを分泌するのに必要な栄養素です。
ビタミンCは他にも、活性酸素の除去、美肌、シミやしわ、健康に幅広い働きがあるのでとっていて損はない栄養素だと思います。
それに、何よりもアトピーの方には嬉しい痒みが抑えられます。
普通のビタミンCでは実感できませんがリポソームビタミンC(美容界では有名だが似ているものがあるので注意が必要)だとスーッと痒みが引くのを実感できます。
ですが、値段が高い。1500円ぐらいでリポソームと謳っているものもありますが、全然別物の商品もあります。気を付けて。
この3つのどれか、自分が必要だなと思うものを摂取すればいいと思います。または複数でも大丈夫です。
個人差はありますが、大体3か月後には1段階ずつ弱いステロイドに変えていけると思います。
自己責任、または病院の先生とご相談の上、試してみてください。
まとめ
ステロイドというのは、これ程かゆみ・炎症を抑えるのに効果を発揮する、すばらしい薬だと思います。
しかし、その分一歩間違えると激しいリバウンドに襲われる怖い薬でもあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。