ケルセチンでしきい値を下げるアトピーの根本的改善法!
花粉症・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎などの症状がある人は、鼻が詰まったり鼻水が出たり皮膚が痒かったりでムズムズ・イライラして、
「もう何とかして」
ってなっていると思います。
しかし、花粉の季節でも平然として暮らしている人もいます。
羨ましくありませんか?
なぜこうも違うのでしょうか?
そしてしきい値を上げるとアトピーが根本から改善できると言われています。
今回はアトピーを根本から改善する方法を書いてみました。
1. しきい値とは?
ダニやほこり、花粉など本来は無害な物質(アレルゲン)ですが、体内に入ると身体が有害だと判断しアレルゲンに対して抗体を作ります。
その時、肥満細胞の感度が敏感なほどヒスタミン(炎症物質)を作る量が多いのです。
例えば、大きなコップ小さなコップ1つずつあります。
そこに、水(アレルゲン)を入れるとどちらが早く水が溢れますか?
とうぜん小さなコップですよね。
その水が溢れたときにアレルギーが発症し、しきい値が低いという言い方をします。
コップが大きければ水がこぼれずアレルギーが発症せずに済みます。
2. なぜ?無害な物質が有害だと判断されるのか!
ストレスや不規則な生活を送っていると免疫バランスが崩れ、身体に異物が入ってくると免疫機構が反応し細胞がグロブリンE(IgE)を分泌します。
本来、グロブリンEは腸内に寄生している寄生虫を攻撃していたのですが、最近では衛生面が良く、腸内に寄生虫が寄生している人が、
ほぼゼロになりグロブリンEの攻撃対象を失い、そこで攻撃対象を寄生虫から本来は無害な物質に変えたのです。
3. どうすれば、しきい値を上げられるか?
肥満細胞が敏感でヒスタミンを大量に作り出してしまうので肥満細胞を鈍化してしまえばいいのです。
そこでドイツが国をあげて様々なハーブの効果を大規模な実験で検証しケルセチンを挙げています。
ケルセチンは非常に高いヒスタミン抑制効果を持ち永続性があり、アトピー性皮膚炎の根本的な改善効果が見込めるのです。
4. ケルセチンを含む食品は?
食品で言えば、特にケルセチン量が多い玉ねぎ。他にも、
- ほうれん草
- りんご
- ブロッコリー
- レタス
- 青シソ
- パセリ
- 蕎麦
などがあります。
そしてケルセチンは水溶性で水に溶けるのでスープ、味噌汁が向いています。
ケルセチンをサプリメントで摂るなら500~1500mgを1日1錠~3錠です。
ケルセチンの肥満細胞を鈍化させる効果は即効性はなく、目安として半年~2年ほど継続して摂らなくてはいけないと言われています。
長い期間ケルセチンを摂らなくてはいけないので大変ですが、
ヒスタミンを放出させる肥満細胞を鈍化させるのでアトピーの根本的な改善ができると言われていますし、
ケルセチンは永続性があるので肥満細胞を鈍化できれば飲むのをやめることができますので試してみる価値はあると思います。
5. ケルセチンの欠点
ケルセチンの欠点、それはアトピーの症状がひどい状態だと効果が薄いのです。
アトピーの症状がひどいかたは、通常の方より肥満細胞の感度が数百~数万倍も敏感でヒスタミンの放出が多く、
その時にケルセチンを摂取してもうまく肥満細胞を鈍化させることができません。
なので腸内環境を整えて、アトピーの症状が落ち着いてから総仕上げとして、ケルセチンを摂取し肥満細胞を鈍化させるのです。
まとめ
アトピーの方にとってケルセチンをとって根本的に改善できるのは嬉しい作用だと思います。
もちろんケルセチンには肥満細胞を鈍化させる作用以外にデトックス効果など色々な効果があるので健康目的に続けてもいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。