あとぴこ部

私が重度のアトピーを治し幸せな人生を歩めるようになった方法を書いたブログ

アトピー性皮膚炎ってなに?症状・原因・検査法

「これはアトピー性皮膚炎の症状かな?」 

「何が原因で悪化したんだろう?」

「病院でどんな検査をするんだろう?」

 

こんな不安を感じていませんか?

 

今回はアトピー性皮膚炎について書いてみました。

虹 自然

 

1. アトピー性皮膚炎とは 

アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能が低下した状態で外から刺激や異物が入り、これらが過剰に反応する免疫細胞に結びつき炎症を引き起こし慢性的にかゆみのある湿疹が出る病気です。

 

アトピーの人はアトピー素因を持っていて免疫力の低下によってアレルギーが発症しやすいようです。

 

そして、もうひとつが遺伝的要因で親がアレルギーを持っていることです。

ktlife.hatenablog.com

 

2.アトピー性皮膚炎に似ている食物アレルギー

 アトピーは皮膚から異物が入り発症するのに対し、

 

食物アレルギーは、本来なら体に無害のはずの食物を異物とみなし免疫が過剰に反応し発症します。

 

発症すると蕁麻疹、かゆみ、咳などが引き起ります。

 

ひどい時にはアナフィラキシー(急激な反応により血圧の低下や意識障害など様々な症状を引き起こし命の危険につながる事がある)を引き起こすことがあります。

 

3.  アトピー性皮膚炎が悪化する4つの原因

(1)食べ物

脂肪分を多く含む食事をすることが原因になります。

 

具体的には、サラダ油などの植物性の油に含まれる「リノール酸」から炎症物質を作ったり、活性酸素で脂質が過酸化脂質にかわり悪さをします。

 

なので植物油を減らしたり体に良い油(亜麻仁油など)を摂ることをおすすめしています。

 

(2)生活環境

布団に潜むダニ、ハウスダストやカビもアトピーの原因になったりもします。

なるべく部屋の隅々までキレイにし過ごしましょう。

 

(3)免疫力の低下

運動不足、不規則な生活、ストレスによって免疫力が低下しアレルゲンに過剰に反応してしまう身体になります。

 

今の時代ストレスなしで生活するのは難しいですが、少しでもストレス発散と運動をし生活していきましょう。

 

(4)皮膚のバリア機能低下

アトピーの人は乾燥肌で角質層のセラミドを作る力が弱いと言われています。

 

角質層のセラミドが少ないとバリア機能が低下し外部からの様々な刺激が肌トラブルの原因になり最終的にはアトピー発症につながります。

 

日頃からのスキンケアが大切なので頑張っていきましょう。

 

4.アトピー性皮膚炎の検査法

アトピーの原因を知りたければ病院で診察と検査を受けることができます。

 

アトピーが悪化したり範囲が広がるのがものすごく早いのでアトピーの症状が小さい時に急いで病院に行きましょう。

「まだいいか」と先延ばしにする人が多いと思います。

 

私もそうでした。

 

そして検査ですが病院で行われる検査法は主に3つです。

 

4-1血液検査

血液を採取し以下の項目をチェックします。

 

好酸球の数

 血液の中にある白血球の一種、好酸球の数を調べます。

 アトピーの方は、本来病気と闘う好酸球の数が多い傾向にあります。

 

LDH(lactate  dehydirgenase)

 体内の酵素で、皮膚の炎症や掻き壊しで皮膚が傷つくと血液中に出てきます。

 皮膚や肝臓などに含まれているので、この数値を見ていきます。

 

・IgE値

 IgEは体を守る免疫グロブリンの一種で「IgE値」の基準値は、170(IU/mL)以下でアレ

 ルギー体質の強さを見ることができます。

 

・特異的IgE

 アレルゲンに反応して作られたIgEのことを言い、200種類以上のアレルゲンを調べ

 0~6の7段階に分け100近くいくと重いアレルギーと診断されます。

 

・TARC (Thymus and activation-regulateed chemokine) 

 TARCが過剰産生されるとIgE抗体の産生や好酸球が活性化され、アレルギー炎症

 反応が起きるため、アトピー性皮膚炎の治療をやめられるかの判断材料になります。

 

4-2皮膚検査

 

・スクラッチテスト

 原因を調べるためアレルギー物質を皮膚に付着させ、アレルギー物質を皮膚に吸

 収させるため針で少し傷をつけ湿疹が出るか反応を見ます。

 

・皮内テスト

 アレルギー物質を皮膚内に入れ反応を見ます。反応が出ればアレルギー物質だと判断

 します。

 

・パッチテスト

 アレルギー物質を皮膚に付着させ、2日目と3日目にできれば1週間後に状態をみて

 判定を行います。

 

4-3負荷試験

 アレルギー物質である食物を摂取してもらい湿疹などが出るか反応をみる検査です。

 

5.  アトピー性皮膚炎の治療方法

病院での治療は、ステロイドの塗り薬とスキンケアが基本です。

 

炎症が強かったり痒みがはげしいと抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬を使ったりもします。

 

ステロイドは、効果の強さが5段階あり、皮膚の炎症の状態や年齢によって選び医師が処方します。

 

しかし免疫を抑制するので感染症にかかりやすくなったり、長期的に使っているとだんだんステロイドの効き目が悪くなり、より強いステロイドを使わないといけなくなったりします。

 

また、ステロイドを塗るのをやめると激しい副作用におそわれる場合があるためステロイドを毛嫌いする人が多いとよく聞きます。

 

私もその1人です。

 

私個人としては、これほど炎症やかゆみを抑える素晴らしい塗り薬はないと思いますが、リバウンドを経験するとやっぱりステロイドはやめたほうがいいと言いたくなります。

 

用量・用法を守れば安全と言われますが・・・

 

まとめ

ストレス、食品添加物、環境、ハウスダストなど、アトピーにとっても健康な人にとっても身体に悪影響を与えるものはたくさんあります。

 

なのでアトピーの人も健康な人も、できるだけ悪いものを減らしていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。